859749

以前より、環境保護の意識により、多くの人に浸透しつつあるエコバッグとマイ箸についてお知らせします。
環境に良いとほとんどの人に思われていますが、実は逆に環境に良くないという見方もあります。
詳しく見ていきましょう。

スーパーなど買い物をするとレジ袋がもらえますが、最近はエコバッグが推奨され、中には無料ではもらえないところもあります。
レジ袋は石油の無駄使いになるため、やめてエコバッグを利用しようとする働きかけです。
たとえ無料のスーパーでも、エコバッグを使う人もいます。
しかし実は、レジ袋を作るのに、無駄に石油を消費しているわけではありません。
どういうことかと言うと、石油からプラスチックや合成ゴムなどを作るとき、同時にそれらの生産に使えない物質が余ります。
現在、レジ袋はそういう理由から使い道のない成分を利用して作られているのです。
レジ袋を作るためだけに石油を消費しているのではないのです。
対してエコバッグはというと、プラスチック製品など多くの製品の生産に必須の成分を多く使います。
ポリエステルという成分です。
エコバッグはエコではなく、製品を作るうえでの余剰の成分では作れないのです。
結果的に、レジ袋を廃止してエコバッグ利用を推進する流れは、有効利用できる資源を捨てて、そのうえ貴重な石油資源をより多く消費することになるわけです。
ただし、レジ袋はエコバッグと違って気楽に捨てられるため、環境面ではどちらとも言えない側面もあります。
自身は思うのですが、まだ使えるうちはレジ袋を二重にして何度も使い、穴が開く前に捨てるようにすれば理にかなうと思います。
節約してかなりセコく見えるのが困りものですが……。


もうひとつ、環境のためにマイ箸を使う世間の流れも、疑問符が付きます。
マイ箸とは、割り箸の利用を控えて木材資源の無駄遣いをやめ、森林を大切にしようというものです。
しかし、実はこれも環境や資源に逆効果です。
つまり、森林を保全するうえで、土壌の栄養を奪い合わないように、適切に樹木の間引きを行います。
また、品質の良い樹木を育てるために、節目をなくすために根元の枝を切り落とす枝打ちも重要になってきます。
樹木を伐りだすための重機の搬入のためにも、邪魔な木を伐採することもあります。
製材する過程でも多くの廃材が出てきます。
これらの材木として利用できない木を、それまでは割り箸などに有効活用していたのです。
しかしマイ箸の登場で、材木として使えないな木を焼却処分し、おかしなことに、最近の割り箸は中国などの外国からの輸入によってまかなわれているといいます。
もちろん、マイ箸だけが理由ではなく、輸入による木材が安いのも原因の一つなので、単純な話ではありません。
しかし、マイ箸運動は、林業関係者の失業と製材所の減少、そういった理由での森林が放置される問題も指摘されています。
割り箸とは元々、捨てられるものを有効に使おうという、物を大切にする精神から始まったということを、みなさんも一度考えてみてはどうでしょうか。