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■ハリセンボンの針の数は?
「ハリセンボン」は、熱帯や温帯の暖かい海域に棲むフグの仲間です。
体長は15cmから大きいものは70cmにもなる種類もいるそうです。
また、その特徴の一つに、腹びれが無く、あごと歯が癒合して一体になっているところにあります。
特に針状のトゲを立たせる姿で知られますが、トゲの正体はウロコが変化したものです。
このトゲは、普段は寝かせた状態で泳ぎ、敵に襲われるなど身の危険を察知すると、海水を大量に飲んで胃を膨らませてトゲを立たせるのです。
さて、実はこのトゲの数は370本前後で、本数は名前通りとはいかないんですね。
ちなみに、このハリセンボンはフグの仲間ながら、内臓にも身にも毒がないため、沖縄県では普通にみそ汁に入れて食されています。
国内では、本州以南でしかお目にかかれないので魚でもあります。



■「無花果」と書くイチジクの花
8月から10月まで3ヵ月も美味しい旬の続く、イチジクについての雑学です。
イチジクの原産地はアラビア南部や小アジアと言われ、紀元前14世紀には地中海沿岸にまで広まりました。
さて、日本には、ポルトガル人によって江戸時代初期にもたらされたと記録されています。
イチジクとは、漢字で書くと、「無花果」となります。
読んで字のごとく、花の無い果物ということになります。
実際、イチジクの枝を見ても、花が咲いているところは見ませんよね。
しかし、本当は花は咲いているのです。
ただし、枝ではなく、実のなかに隠れて花が咲くという一風変わった構造のため、外からは花の咲かない植物と誤解されやすいのです。
今でこそ花が咲くことは知られていますが、昔は花が咲かずに実がなるように思われ、「無花果」という漢字があてられたのです。
さて、このイチジクについて、変わった雑学もお伝えします。
この花は、実の中の空洞に小さな花がたくさん咲きます。
原産地では、このイチジクの中に、イチジクコバチという蜂が入り込んで産卵します。
その後、ふ化した幼虫に養分が与えられ、成長します。
そうして成虫になったとき、体に花粉をつけて他のイチジクに飛んで産卵することで花粉が受粉されるのです。
ちなみに、日本にはこのハチはいませんから、食べるのに心配はいりません。
品種改良で、花粉無しでも実がなるようにできているのです。