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無農薬野菜が市場に出回るようになって久しいですね。
そうしてそれは、人間の安全に対する意識の高まりと広まりによります。

しかし、無農薬野菜なら安全とは、言い切れないことをご存知でしょうか。
実は農業において、人間が農薬を与えなくとも、野菜が病気や虫害を受けると、自信を防御するために体内に毒物を生成します。
その天然農薬といえる物質の一部は、人間への毒性も確認されているのです。
化学農薬にも毒性はありますが、その場合は時期ごとの使用量、収穫時の残留量などには厳しい規制があり、生産者によってコントロールされています。
しかし、野菜には当然、人体に影響が出ないような天然農薬の調節はしません。

また、化学肥料と農薬を3年以上使用しない田畑で栽培し、遺伝子組み換えをしていない作物を、有機農産物と呼ばれています。
これは、非常に手間とコストもかかり、高価で非常に少ない農産物です。
しかも、ここで使われるたい肥などの有機肥料にも問題が指摘されています。
医薬品の投与された家畜の排せつ物に含まれる抗生物質や重金属などが、たい肥として用いられ、作物にどのような影響があるのかは未だわからないことが多いと言います。
更に、大腸菌やサルモネラ菌の検出の問題もあります。
それは、家畜の排せつ物が不完全発酵の段階でたい肥として使用される場合に多く発生します。
そのうえ、農林水産省の認定するJASマーク規格によれば、やむをえない場合には、有機栽培の農産物に使用が許された31種類の農薬があるということです。
有機野菜でも、場合によっては農薬が使われるということです。

これらのことでも分かるように、無農薬なら安全とは限らないのが実情です。
ただし、無農薬なら絶対に危険とも限りません。
そもそも、農薬を使っても、作物が虫害を受ければ天然農薬が生成されます。
有機農法においては、ほとんどの生産者は真剣に勉強や研究もして取り組んでいるといいます。
全体の中の一部が、安全かどうかは疑問ということなのです。
しかしながら、消費者の無農薬のニーズの高まりや社会の風潮により、こういった情報はほとんど流されません。
良くも悪くもです。
安全か危険かの二者択一で考えると、かえって情報に惑わされますので危険ですね。