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■リレーの最終の選手をアンカーと呼ぶわけ
陸上競技や競泳のリレーにおける最終選手のことを、「アンカー」と呼びますね。
そもそもアンカーとは、船を岸などに留めておくために、海底に沈める錨のことです。
そのように考えると、リレー走者の足を引っ張るイメージがあります。
実はそうではなく、アンカーとは、昔のオリンピックの正式種目だった綱引きで使われていた用語なのです。
この綱を、相手に引かれていかないように踏ん張る役割の人を、錨に見立ててアンカーと呼んでいました。
ちなみにこのアンカーには、体重の重い選手が選ばれ、綱を肩に掛けることを許されていました。
この最後尾の重要な役割のアンカーが勝負の行方を決めるのになぞらえ、他のリレー競技の最終にも使われるようになったのです。



■「ブービー賞」は本来は最下位賞のこと
ゴルフやボウリングで最下位から2番目の選手に贈られる賞を「ブービー賞」といいます。
それら以外でもたまに聞きますね。
しかし実際には、このブービー賞とは、外国のゴルフから始まったもので、しかも最下位の選手に対するものです。
そもそもブービーとは、英語の俗語で、馬鹿者という意味で、最初は最下位の人をジョークで表彰したのが始まりとされています。
ところが、この習慣が日本に入ると、不思議とブービー賞の賞品が日に日に豪華になり、まれに優勝賞品並みに豪華になることもありました。
これは日本人固有の、他者に優しい思いやりから、やがて悪ノリへと発展したものと思われます。
そうなると、当然わざと最下位になろうとする選手が多く現れました。
そういう問題を受け、ブービー賞の順位が、最下位から2番目に変更されたのです。
当然この変更は日本国内だけのもので、海外では通用しません。
もちろん、本来は些細な賞品なので、それが豪華になったというのも、外国人には理解されないようです。
ちなみに、日本では最下位の選手は、「ブービーメーカー」と呼ばれることもあるのだとか。
何の賞も獲得していないのに、このように呼ばれるのは不本意なことでしょうね。