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今回はチョウの話題を書いていきます。
学校の理科などで、昆虫の特徴として、頭・胸・胴の3つで身体が構成され、なおかつ6本の脚、羽が4枚があると習いました。
しかし、チョウもれっきとした昆虫なのに、脚が4本のチョウがいるのです。
それが極めて珍しい品種と言う訳ではなく、日本でも身近に飛んでいるチョウにも、4本脚のチョウがいます。
この4本脚のチョウとしてはタテハチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科、テングチョウ科等が4本脚なのです。
特にマダラチョウなどは、都市の街中でもよく見かける種類ですね。
こうした4本脚のチョウは、元々6本脚であったものが、前脚部分が退化して極めて小さく、折りたたまれた状態になっているため、4本脚に見えるのです。
この様に退化したものは、しっかり確認すれば、その退化の痕跡を見ることができます。
科学的には昆虫は6本脚の範疇にあるので、納得ですね。

少し話が逸れますが、
東大寺大仏殿の、廬舎那仏(るしゃなぶつ)の前の蓮の花が入れられた花瓶が、チョウが止まっているデザインになっています。
このチョウの脚が8本になっているのです。
これは知る人ぞ知る不思議な事実です。
宗教上の教えの中に、廬舎那仏と8本脚のチョウの逸話等があるのではと思われそうですが、そういった話は無いとの事です。
これにはっきりとした定説はなく、末広がりの八から来ていると言う説もあれば、日本神話の八咫烏(やたがらす)の脚が3本であるのと同じ様に、チョウを神格化した象徴として、脚を8本にしたのではという説があります。
そもそも、この大きな花瓶は、大仏殿の修復の際にお祝いとして納められたものですから、東大寺が宗教上の意味を持たせて置いたものではないのかもしれません。
奉納した人の意図が分からぬ限り永遠に謎のままなのです。

実際にマダラチョウは何度も見ていますが、私は4本脚には気付いていませんでした。
また東大寺の8本脚のチョウは、サイズが大きいので、東大寺に訪れた際に気が付きました。
なぜ8本脚なのかと不思議に思い、調べている時に4本脚のチョウの存在も知りました。
ひとつ理解すると他の関連することも分かって、面白いですね。