■ビール瓶が茶色の理由
多くの大人に親しまれているビールについての雑学です。
実はビールが、繊細なお酒ということは、あまり知られていません。
まず光による劣化について。
ビールが長時間光に晒されると、ホップが化学反応を起こして風味が落ちます。
それだけでなく、スカンキーという悪臭も発生します。
そういう理由からビール瓶には、品質や味わいを保つのに理想的な、光の遮断に優れた茶色を使用しています。
光にはいろいろな波長があり、その中に光による酸化を起こさせるせる波長もあります。
その波長を最もカットしやすいのが茶色の瓶なのです。
この波長は、意外にも黒よりも茶色のほうが遮断しやすいと言います。
ただし、完全に遮断できるわけではないので、冷暗所に保管しておくのがいいでしょう。
第二に、ビールをおいしくいただくための管理温度は12度前後です。
およそ25度以上から、麦芽に含まれる酵素が劣化して風味が落ちます。
さらに、凍るほどの冷温でも劣化は進みます。
光と温度で劣化しやすい反面、正しく管理すればそれだけおいしくいただけるのです。



■ミカンを揉むと甘くなる
ミカンを揉むと酸っぱいミカンが甘くなるというのは、昔から言われている生活の知恵です。
実際によく揉むと、甘く感じられます。
しかしこれは、糖分が増しているのではありません。
もちろん、そうかと言って気のせいでもありません。
それにはミカンの自己修復によって、酸味が減ることに理由があります。
ミカンを揉みこむと、傷んだ状態になります。
すると、傷を修復するためにクエン酸が消費され、結果的にミカンの酸味が薄れて、その分、甘く感じられるというわけです。
もちろん、揉むとその分痛みも早くなるので、まとめてよく揉みこんでから保存することは避けましょう。
また、もう一つ注意するべきは、全く甘みのない酸っぱいだけのミカンでは、いくら揉んでも甘く感じられないことです。
もちろん甘みは感じられなくても、酸っぱさは軽減しますので、酸っぱいミカンと聞いたら、食べやすくするために「よく揉む」と思い出しましょう。